朝起きた時に首を寝違えて動かないということもありますよね!
ただ赤ちゃんはどんなにすごい寝方をしていても寝違えたりしないものです
なぜでしょうか?
1. 柔軟性
- 軟骨の割合:赤ちゃんの骨は成長過程にあり、多くが軟骨で構成されています。軟骨は骨よりも柔らかく、弾力性があるため、関節や骨の間にかかる圧力を吸収しやすいです。
- 成長プレート:赤ちゃんの骨の端には成長プレート(骨端軟骨)が存在し、これが柔軟性を提供します。成長プレートは成長と共に硬くなりますが、幼少期には非常に柔軟です。
2. 筋肉の緊張が少ない
- 筋肉の発達状況:赤ちゃんの筋肉はまだ完全には発達しておらず、筋肉の張力が低いです。筋肉の張力が低いと、筋肉が緊張したり硬直することが少なくなります。
- 自然な動き:赤ちゃんは頻繁に手足を動かして筋肉をほぐすため、筋肉の緊張が蓄積しにくいです。これにより、筋肉のこわばりや寝違えが起こりにくくなります。
3. 適応性の高さ
- 姿勢の変化に対応:赤ちゃんの身体は柔軟であるため、さまざまな姿勢に容易に適応します。筋肉や関節が柔軟で、無理な姿勢を取っても適応する能力が高いです。
- 新生児反射:赤ちゃんは原始反射(モロ反射、把握反射など)を持っており、これが自然な動きを助けます。これらの反射により、無理な姿勢から自然に体を保護する動きが促されます。
4. 睡眠サイクルの違い
- 短い睡眠サイクル:赤ちゃんの睡眠サイクルは約50-60分と短く、浅い睡眠と深い睡眠を頻繁に繰り返します。このため、同じ姿勢で長時間寝ることが少なく、寝違えが起こりにくいです。
- 頻繁な動き:赤ちゃんは睡眠中に頻繁に動くため、同じ姿勢が持続する時間が短く、筋肉や関節に負担がかかりにくいです。
追加の要因
- 寝具の影響:赤ちゃんの寝具は通常、硬すぎず柔らかすぎない適度な硬さのものが使われます。これにより、赤ちゃんの身体が自然な姿勢でサポートされ、寝違えが起こりにくくなります。
- 体重の軽さ:赤ちゃんの体重は非常に軽いため、関節や筋肉にかかる圧力が少なくなります。体重が軽いことで、寝違えのリスクが減少します。
これらの要因が組み合わさることで、赤ちゃんは寝違えにくい状態が保たれています。しかし、成長に伴い骨や筋肉が発達し、睡眠サイクルが変化することで、徐々に寝違えのリスクも増えていきます。