足の構造と役割!
足部のバランスを解剖学的に考える
私たちの体を支える「足」は、見た目以上に複雑な構造を持ち、全身のバランスに大きく影響しています。今回は、足部のバランスを「解剖学的な視点」から解説し、なぜ足が崩れると全身に影響が出るのか、どうすれば整うのかをご紹介します。
足の構造と役割
足部は、おおよそ26個の骨、33の関節、100を超える靭帯や筋肉で構成されています。この複雑な構造によって、歩行・走行・ジャンプなどの動作を可能にしながら、同時に「バランスを保つ」役割も担っています。
足には主に3つのアーチがあります:
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内側縦アーチ(内側土踏まず)
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外側縦アーチ
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横アーチ
これらのアーチは、クッションのように体重を分散し、地面からの衝撃を吸収する役割があります。アーチが正しく機能していることで、体の軸が安定し、膝や腰への負担も軽減されます。
足部のバランスが崩れるとどうなる?
アーチが崩れる、つまり「扁平足」や「ハイアーチ(甲高)」になると、重心が不安定になり、足だけでなく膝・股関節・骨盤・背骨にも影響が及びます。
たとえば、扁平足になると内側アーチが落ち、足が内側に倒れる「過回内(オーバープロネーション)」状態になります。これが続くと膝は内側に捻じれ、骨盤が傾き、肩こりや腰痛、頭痛にもつながることがあります。
解剖学的に見る「整った足」とは
整った足とは、3つのアーチがしっかり保たれ、荷重バランスが「踵・母趾球・小趾球」の3点で安定している状態です。この三点支持が取れていると、身体全体のアライメント(整列)も整い、無駄な筋肉の緊張が減り、怪我のリスクも下がります。
また、足部にある細かな筋肉(足底筋群)や、足首周りの安定性に関わる前脛骨筋・腓骨筋・ヒラメ筋なども重要です。これらの筋肉が適切に働くことで、足のバランスを保ちやすくなります。
予防とセルフケア
足のバランスを整えるには、以下のような習慣が効果的です:
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タオルギャザー(足指でタオルを手繰り寄せるトレーニング)
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足裏のストレッチや筋膜リリース
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正しい靴選び(かかとが安定し、足に合ったもの)
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姿勢改善や体幹トレーニング
当院では、足部のアライメント評価から全身バランスまでをチェックし、一人ひとりに合った施術・トレーニングをご提案しています。足元から健康を見直したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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