お子さんのO脚が気になる方へ〜ブラント病について〜
お子さんのO脚が気になる方へ〜ブラント病について〜
「子どもの脚がO脚っぽいけど、大丈夫かな?」
そんな不安を感じたことはありませんか?
子どものO脚の原因のひとつに「ブラント病」という成長期特有の疾患があります。自然に治るO脚との違いを知っておくことで、早期発見・早期対応につながります。
今回は、ブラント病の原因・症状・治療法・予防のポイントについて解説していきます。
ブラント病とは?
**ブラント病(Blount病)**とは、成長期の子どもに見られる脛骨(すねの骨)の内側の成長障害により、O脚が強くなる疾患です。
通常、1〜2歳ごろに一時的にO脚になるのは自然な発達過程ですが、ブラント病の場合は骨の変形が進行し、改善しない・悪化していくのが特徴です。
症状は?
以下のような症状が見られます:
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両脚または片脚のO脚(内反変形)が強い
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歩き方が不安定(左右差がある)
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成長とともにO脚が進行する
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膝の内側に痛みを訴える場合もある
症状が進むと、日常動作やスポーツなどにも影響が出る可能性があります。
原因について
ブラント病の主な原因は以下の通りです:
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体重負荷の影響(肥満傾向のあるお子さまに多い)
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遺伝的要因
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成長軟骨の発育異常
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早期の歩行開始や過度な歩行練習も一因になることがあります
膝の内側に過剰な力がかかることで、成長軟骨の発育が阻害され、骨の変形を招きます。
治療法は?
ブラント病の治療は、年齢や変形の程度によって異なります。
【保存療法(軽度・早期)】
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体重管理(肥満の改善)
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運動量の調整
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装具療法(支えとなる器具で成長をサポート)
【手術療法(中〜重度、進行例)】
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脛骨の骨切り術など、骨の変形を矯正する外科的治療が必要になることもあります
※当院では手術は行っておりませんが、初期症状のチェックや、予防・負担軽減のためのサポートを行っています。
土浦すずらん鍼灸接骨院での対応
当院では、お子さまの脚の不調や姿勢バランスに対して以下のようなアプローチを行います:
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骨格バランスや歩行の確認
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成長段階に合わせたアドバイス
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筋肉バランスを整える手技療法
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自宅でできるストレッチ・運動指導
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生活習慣や体重管理に関するアドバイス
少しでも「おかしいかも?」と思ったら、早めのご相談が安心です。
まとめ
ブラント病は、放っておくと脚の変形が進行してしまうこともありますが、早期の発見と対応で改善が期待できる疾患です。
お子さまのO脚や歩き方が気になるときは、まずは専門家にご相談ください。
土浦すずらん鍼灸接骨院では、成長期のお子さまの体のケアにも対応しています。気になることがあれば、ぜひお気軽にお越しください。
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