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【突き指に関係する解剖学】~原因・症状・治療法・予防法~

2025.04.27 | Category: ブログ

【突き指に関係する解剖学】~原因・症状・治療法・予防法~

テーマ紹介

スポーツや日常生活でよく起こる「突き指」。

簡単に見えるけど、実は関節や靭帯、腱など多くの組織が関わっており、放置すると後遺症が残ることもあります。

今回は突き指に関係する解剖学について詳しく解説し、症状や治療法、予防法もご紹介します!


突き指に関係する解剖学

突き指とは、指先に強い衝撃が加わった際に、関節周囲の組織が損傷することを言います。

関わる主な組織は次の通りです。

1. 指の骨(指節骨)

  • 指は3つの骨(親指は2つ)で構成されています。

    • 基節骨(きせつこつ)

    • 中節骨(ちゅうせつこつ)

    • 末節骨(まっせつこつ)

  • これらが関節でつながっており、衝撃により骨折することもあります。

2. 指の関節

  • 近位指節間関節(PIP関節)

  • 遠位指節間関節(DIP関節)

  • 指の付け根(MP関節)

突き指では特にPIP関節が損傷しやすいです。

この関節を支える靭帯や腱にダメージが及ぶことが多いです。

3. 靭帯(じんたい)

  • 側副靭帯(そくふくじんたい)

    → 指の横ブレを防ぐ役割。突き指で「捻じれる」と断裂することもあります。

  • 掌側板(しょうそくばん)

    → 指を反り過ぎないように制御する組織。過伸展(反りすぎ)で損傷しやすいです。

4. 腱(けん)

  • 屈筋腱(くっきんけん)

    → 指を曲げるための腱(例:浅指屈筋腱、深指屈筋腱)。

  • 伸筋腱(しんきんけん)

    → 指を伸ばすための腱(例:伸筋支帯から続く総指伸筋腱)。

衝撃により伸筋腱が断裂すると、「マレットフィンガー(槌指)」と呼ばれる状態にもなります。


突き指の症状

  • 指の腫れ

  • 痛み(押すと痛い、動かすと痛い)

  • 内出血(紫色に腫れることも)

  • 指が伸びない・曲がらない

  • 関節の変形(靭帯損傷や脱臼)


突き指の治療法

  • 【初期】

    → RICE処置(Rest=安静、Ice=冷却、Compression=圧迫、Elevation=挙上)

  • 【診断後】

    → 必要に応じて固定(テーピング・副木)や、整復(脱臼時)、適切なリハビリ

  • 【注意点】

    → 軽いからといって自己判断せず、骨折・腱損傷が隠れていることもあるので、必ず医療機関で診てもらいましょう。


突き指の予防法

  • スポーツ時はテーピングやサポーターを使用

  • 指先への過度な負荷を避ける

  • しっかりとしたウォーミングアップ

  • ボール競技では正しい手の使い方を意識する


まとめ

突き指は一見軽いケガに思えますが、実際には関節・靭帯・腱・骨といった多くの組織が関係しており、適切な対処が必要です。

もし指を強くぶつけた際は、すぐに専門家に相談しましょう!


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