【靭帯損傷とは？】～原因・症状・治療・予防をわかりやすく解説～
【靭帯損傷とは？】～原因・症状・治療・予防をわかりやすく解説～
スポーツや日常生活の中で発生しやすい「靭帯損傷」。捻挫だと思って放置してしまうと、関節の不安定性や再発を招くこともあります。今回は、靭帯損傷の原因や症状、治療法について詳しくご紹介します。
■ 靭帯損傷とは？
靭帯（じんたい）は、骨と骨をつなぐ強靭な結合組織で、関節を安定させる役割を担っています。
靭帯損傷とは、この靭帯が過度な力により部分的に伸びたり、断裂したりするケガのことです。
損傷の程度によって、以下のように分類されます：
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軽度（I度）：靭帯の伸び、微細な損傷（いわゆる軽い捻挫）
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中等度（II度）：部分断裂
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重度（III度）：完全断裂
■ 靭帯損傷が起こる原因
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スポーツ中のジャンプや着地時のひねり
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段差での踏み外しや転倒
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外力による関節の強制的な動き
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繰り返しの負担による慢性的な損傷
特に多いのは「足首」「膝」「手首」など、可動域が広い関節部位です。
■ 主な症状
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損傷部位の腫れや痛み
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関節の不安定感
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損傷音（ブチッ、パキッといった音を感じることも）
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圧痛（押すと痛い）
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関節を動かすと痛みが強まる
損傷がひどい場合は、自力での歩行や動作が難しくなります。
■ 靭帯損傷の治療法
● 急性期（受傷直後〜数日）
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RICE処置（Rest・Ice・Compression・Elevation）
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必要に応じてテーピングや包帯固定
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症状により松葉杖を使う場合も
● 回復期
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固定を徐々に外し、**運動療法（リハビリ）**で関節の安定性・柔軟性を回復
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超音波や電気療法などの物理療法
● 重度の場合
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完全断裂や関節の不安定性が強い場合には整形外科での手術が必要となることもあります
■ 靭帯損傷を放置するとどうなる？
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関節がグラグラしたままになり「再発しやすい関節」になる
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関節軟骨への負担が増し「変形性関節症」につながる
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慢性的な痛みや不安定感が残る
正しく診断し、段階に応じたケアが大切です。
■ 予防法とセルフケア
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スポーツ前のストレッチとウォーミングアップ
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正しいフォームでの運動・トレーニング
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不安定な関節にはサポーターやテーピング
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足元や段差に注意し、日常動作も見直しましょう
■ 当院での対応について
土浦すずらん鍼灸接骨院では、靭帯損傷の程度を触診や検査で見極め、状態に合わせた施術を行います。
急性期の応急処置から回復期のリハビリ指導、再発防止のテーピングまで、一人ひとりの症状に合わせた対応を心がけています。
■ まとめ
靭帯損傷は一見すると「ただの捻挫」と見過ごされがちですが、正しい対処をしないと長引く原因になります。早期の診断・治療が、その後の関節の安定性と生活の質を左右します。
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