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肩関節の痛みに対して接骨院での検査法

2024.11.19 | Category: ブログ,肩こり

肩関節の徒手検査は、肩の機能や障害を評価するために行われます。以下に、代表的な徒手検査を目的にまとめて解説します。


1. インピンジメント症候群の検査

肩の腱板や滑液包の障害が疑われる場合に行います。

①ニールテスト

  • 方法:患者の腕を完全に内旋させた状態で、肩を動的に挙上する。
  • 肯定: 痛みが生じた場合、肩峰下インピンジメントを示唆します。

② ホーキンス・ケネディテスト

  • 方法:肩関節を90°曲げ、肘を90°曲げた状態で肩を内旋。
  • 肯定: 痛みが生じた場合、インピンジメントを示唆します。

③ ヨカムテスト

  • 方法: 患者に患者側の努力の反対の肩に置き、その状態で肘を挙上させる。
  • 肯定: 肩の痛みが出現。

2. 腱板損傷の検査

肩関節の回転腱板(主に棘上筋、棘下筋、肩甲下筋)の損傷を評価します。

①ジョブテスト(空き缶テスト)

  • 方法:患者に肩を90°外転させ、30°前方へ動かした位置で、親指を下に向けさせる。その状態で抵抗をかける。
  • 陽性:痛みや筋力低下がある場合、棘上筋の損傷を示唆します。

② ドロップアームテスト

  • 方法: 患者に肩を90°外転させた状態からゆっくりと降ろさせます。
  • 肯定: 患者がスムーズに降ろせない場合、腱板損傷を示唆します。

③ 外旋ラグ

  • 方法:肩を90°外旋した状態で保持させます。
  • 陽性: 外旋位置を保持できずに腕が内旋する場合、棘下筋や小円筋の損傷を示唆します。

3. 不安定性の検査

肩脱関節臼や関節の緩みを評価します。

①不安テスト

  • 方法:患者の肩を90°外転し、外旋方向に動かす。
  • 肯定: 患者が恐怖感や不快感を表明する場合、前方不安定性を示唆する。

② サプライズテスト(リリーステスト)

  • 方法: Apprehensionテストの状態から肩を外旋させた際、後方へのサポートを突然解除する。
  • 肯定:不快感や痛みが生じる場合、前方不安定性を示唆します。

③ 溝

  • 方法:患者の腕を下に引っ張る。
  • 陽性: 肩関節下方に窪みが生じる場合、下方不安定性を示唆します。

4. 関節唇損傷の検査(SLAP病変など)

① オブライエンテスト

  • 方法: 肩を90°曲げ、10~15°水平内転し、手内旋させて下向きに開く。その後、外旋して同じ動作を行う。
  • 陽性: 内旋時に痛みがあり、外旋時に軽減する場合、肩関節唇損傷を示唆します。

② クランクテスト

  • 方法:肩を160°曲げて、肘を90°曲げた状態で、肩を軸にして回転。
  • 陽性: 痛みやクリック感がある場合、肩関節唇損傷を示唆します。

5. 肩甲下筋の機能検査

①リフトオフテスト

  • 方法: 患者に腰の後ろに手を置いて、その手を後方に離すよう指示します。
  • 肯定: 動作ができない場合、肩甲下筋の損傷を示唆します。

②ベリープレステスト

  • 方法: 患者にお腹に手を当て、押すように指示します。
  • 肯定: 手を押し込めず、肘を後方に動かしてしまう場合、肩甲下筋の損傷を示唆します。

6. 胸郭出口症候群の検査

① アドソンテスト

  • 方法:頸部を患う側に回転し、深呼吸させながら橈骨動脈の拍動を確認する。
  • 肯定: 動脈の拍動が減少または消失。

②ライトテスト

  • 方法:腕を外転外回転させた状態で橈骨動脈の拍動を確認。
  • 肯定: 動脈の拍動が減少または消失。

7.五十肩や拘縮の評価

  • 肩関節可動域テスト:屈曲、伸展、外転、内旋、外旋の可動域を確認。
  • ペインフルアークサイン:60~120°の挙上で痛みがある場合、腱板や滑液包の障害を示唆します。

まとめ

  • 症状に応じて適切な検査を行うことが重要です。
  • 検査結果を総合的に評価し、病状を正確に把握することで、適切な治療方針を決定します。

 

 

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